法面部
道路建設や宅地造成などにより造られる人工斜面や自然が作り出す自然斜面を崩れないよう保護し、大雨や地震などの自然災害によって起こる災害から地域を守り、国民の生命、財産を守る極めて重要な工事です。
法枠工
福井県吉田郡永平寺町藤巻
法枠工は、斜面上に格子状の枠を組みモルタルを吹き付けることにより、崩落または剥落しそうな不安定な斜面の安定性を高めることができます。
また強固な岩盤にアンカーを挿入することにより、崩落または剥落しそうな不安定な斜面の安定性をさらに高めることができます。
福井県三方郡美浜町日向
上記と同じ工法ですが、法枠の枠内に植生することで、景観の向上や環境に優しくなります。
植生は、法枠の真ん中の四角い箇所に、草の種子などを混ぜた土砂をモルタルの代わりに吹き付けることです。
長い時間をかけて草が生えてきて、より景観に溶け込むことができるのです。
グランドアンカー工
福井県吉田郡永平寺町谷口
グラウンドアンカー工は、中~大規模な崩壊対策として用いられます。
土塊のすべり面より深い地山にグラウトによって造成されるアンカー体と地表付近の頭部定着部を高強度引張材で連結させ、所要の引張力を与え受圧板を介して積極的に土塊を安定させる工法です。
鉄筋挿入工
福井県坂井市三国町高塚
ロックボルト工は、小~中規模崩壊対策で用いられます。
土塊のすべり面より以深に綱材を挿入しグラウトにより綱材全体を定着させ、地山の変形に伴い鋼材に受動的に引張力が生じることで、地山の変形ならびにすべりの発生を抑止する工法です。
落石防止網工
福井県大野市仏原
落石防止網工は、落石による災害を未然に防止するため、万が一落石が発生した場合に落石を止めたり、通行車両等など保護対象に落石が当たらないように落石物を誘導したりする工法です。
落石が発生するということを前提に、さまざまな検討を重ねた上で、現地に最も適する工法を選定しています。
落石が発生するということを前提に、さまざまな検討を重ねた上で、現地に最も適する工法を選定しています。
植生基材吹付工
福井県大野市宝慶寺
法面の侵食防止、景観、自然保護を目的に用いられる工法です。
緑化基盤材に、種子、肥料、接合剤を混ぜ、法面に吹付けることで、法面の安定、自然化を促進させます。